ガレージ内装DIY！おしゃれ空間の作り方
「ガレージは単なる車やバイクの保管場所じゃない！」「もっと自分らしい、こだわりの空間にしたい！」そう考えているあなたへ。この記事では、ガレージの内装をおしゃれで機能的な空間へと変身させるためのアイデアやDIYのコツ、建築時に検討したいポイントなどを、実例を交えながら詳しくご紹介します。憧れのガレージハウスやビルトインガレージでの暮らしを、より豊かに楽しむためのヒントが満載です。さあ、あなただけの特別なガレージスペース作りの旅へ一緒に出かけましょう！
目次
建築時にできること：夢のガレージ実現への第一歩
家を新築する際や大規模なリノベーションを計画しているなら、ガレージの内装にもこだわりたいものです。建築段階だからこそ実現できる、後悔しないための内装のポイントを見ていきましょう。理想のガレージライフは、設計段階から始まっています。
ガレージとの仕切壁に大きな窓をつけるパターン
リビングから愛車を眺める至福の時間
ビルトインガレージやガレージハウスの醍醐味の一つは、居住スペースとガレージの一体感です。特に、リビングや書斎とガレージの間に大きなガラス窓やガラス戸を設置する内装は、常に愛車を感じられる空間を演出し、多くの車好き、バイク好きの憧れとなっています。
- メリット：
- 開放感と採光: ガラス越しにガレージが見えることで、リビング空間に奥行きと開放感が生まれます。また、ガレージ側からの光を室内に取り込むことも可能です。
- 愛車をインテリアに: 美しく手入れされた車やバイクは、それ自体が最高のインテリア。リビングにいながら、まるでショールームのように愛車を眺めることができます。
- コミュニケーション: 家族がリビングでくつろいでいる時も、ガレージで作業する様子がわかり、コミュニケーションが取りやすくなります。
- 防犯性向上: 室内からガレージの様子が常に確認できるため、防犯面でも安心感が増します。
- 検討ポイント：
- ガラスの種類: 防火性や防犯性、断熱性に優れたガラスを選びましょう。強化ガラスや合わせガラスなどがおすすめです。※ガレージを車庫とする場合は居室との間の仕切壁に入れる窓は防火窓を入れる必要がある場合があります。
- 窓のサイズと形状: 空間のデザインや眺めたいアングルに合わせて、最適なサイズと形状を選びます。FIX窓（はめ殺し窓）だけでなく、一部開閉できる窓を取り入れると換気にも便利です。
- プライバシー: 必要に応じて、ブラインドやカーテン、調光フィルムなどを設置することも検討しましょう。
実例から学ぶアイデア： ある平屋のガレージハウスでは、リビングダイニングに面して床から天井までの大きなFIX窓を設置。ソファに座りながら、ガレージに収められたヴィンテージバイクを眺めるのが日課だそうです。夜にはガレージ内の照明を工夫し、ライトアップされたバイクが幻想的な雰囲気を醸し出しています。このように、窓の設置は、ただガレージを見るだけでなく、暮らしの中にアートを取り込むような感覚をもたらしてくれます。
壁にクロスを貼る、または塗装をする
ガレージの雰囲気を決定づける壁面
ガレージの壁は、空間の印象を大きく左右する重要な要素です。建築時に壁の仕上げ方を工夫することで、ぐっとおしゃれで個性的な雰囲気を演出できます。主な選択肢として、壁紙（クロス）と塗装があります。
- 壁紙（クロス）の特徴と選び方：
- メリット: デザインや色のバリエーションが非常に豊富。比較的安価で施工も容易なため、DIYにも挑戦しやすいのが魅力です。防カビ、防水、耐汚染などの機能性クロスも選べます。
- デメリット: 衝撃や摩擦で剥がれたり破れたりすることがあります。ガレージは一般の住宅と違い、空間を仕切る壁がなく大きな一部屋となり、地震がある時は躯体が動くためクロスにヒビが入ることがあります。また、湿気が多い場所では、接着剤の劣化やカビの発生に注意が必要です。
- 選び方のコツ:
- 耐久性: 工具やパーツなどを立てかけることが多いガレージでは、傷や汚れに強い表面強化タイプのクロスがおすすめです。
- デザイン: コンクリート打ちっぱなし風、レンガ調、木目調など、目指すテイストに合わせて選びましょう。無地の色でシンプルにまとめるのも良いでしょう。
- 機能性: 湿気がこもりやすい場合は防カビ機能、油汚れが気になる場合は撥水・防汚機能のあるクロスを選ぶとメンテナンスが楽になります。
- おすすめメーカーとラインナップ
- 塗装の特徴と選び方：
- メリット: クロスでは表現しにくい独特の質感や風合いを出せます。色の調合が自由なので、こだわりのカラーを実現できます。マットな仕上りから３分艶程度まで好みに合わせてトーンも選べます。下地処理をしっかり行えば、耐久性も高まります。補修が比較的容易なのもポイントです。
- デメリット: クロスに比べて費用が高くなる傾向があります。施工に手間と時間がかかり、DIYの場合は技術も必要です。塗料の種類によっては臭いが気になることもあります。また、ガレージの場合は大きな空間であり地震時の揺れで石膏ボードのパテにクラックが入ることがあります。
- 選び方のコツ:
- 塗料の種類: 耐水性・防汚性・耐久性に優れた塗料（アクリル系、酢酸ビニール系）がガレージに適しています。近年人気のある自然素材系の塗料ですが、防汚性や耐久性があまり高くないためガレージ内の塗装には不向きです。
- 色選び: ガレージ全体のコンセプトに合わせて色を選びましょう。明るい色は空間を広く見せ、暗い色は落ち着いた雰囲気を演出します。愛車の色とのコーディネートも楽しめます。
- 仕上げ方: マットな仕上げ、艶のある仕上げなど、光沢の度合いでも印象が変わります。あえて塗りムラを残してラフな感じを出すのもおしゃれです。
グリーンベルのおすすめ塗料
施工事例： 上の写真はガレージ内の壁を紫色に塗った事例です。お客様のこだわりで紫といっても日本古来からある紫檀色（したんいろ）という非常に品のある色を調色してもらったそうです。下地の石膏ボードに自らDIYで塗装したとのこと。水性塗料は初めての人でも塗りムラがほとんどなく安心です。紫檀色の壁に窓枠をシックなゴールドで塗装し、センスの良さが光る一例です。
耐久性とデザイン性を兼ね備えた床材選び
ガレージの床は、車の重量やタイヤ痕、オイル漏れ、工具の落下など、過酷な条件にさらされる場所です。そのため、耐久性はもちろん、掃除のしやすさやデザイン性も考慮して床材を選ぶことが重要です。建築時に床の仕上げを計画することで、より快適で美しいガレージ空間を実現できます。
- 塩ビタイルの特徴と選び方：
- メリット: 耐久性、耐水性、耐油性に優れています。デザインや色のバリエーションが豊富で、チェッカーフラッグ柄などガレージらしいデザインも楽しめます。比較的施工が容易で、DIYにも適しています。
- デメリット: 高温に弱いものがあり、溶接作業など火花が散る作業には注意が必要です。下地が平滑でないと、仕上がりに影響が出ることがあります。土間コンクリートに接着剤を使用して貼る場合はかなりしっかり貼り付くので将来剥がすのは困難。
- 選び方のコツ:
- 耐久性: ガレージ床に貼る場合、シャッターが開いている時に床に直射日光があたると紫外線により変色しやすいので、直射日光に強いタイプがおすすめです。
- 表面加工: 塩ビタイルは雨が降ると滑りやすいものが多いため、防滑性能のあるものを選ぶと安全です。
- デザイン: ガレージ床はクルマが出入りしますのでタイヤ摩擦で黒ずんでいきます。明るめの色より濃いめの色を選択した方が黒ずみが分かりづらくなります。単色でシンプルにまとめるか、複数の色を組み合わせて個性的なパターンを作るかなど、ガレージ全体のテイストに合わせて選びましょう。
- 床塗装の特徴と選び方：
- メリット: シームレスで美しい仕上がりになります。耐油性、耐摩耗性に優れた塗料を選べば、コンクリートの保護にもなり、粉塵の発生を抑える効果もあります。色の選択肢も豊富です。
- デメリット: 施工には下地処理が非常に重要で、専門的な知識や技術が必要です。乾燥に時間がかかり、その間はガレージを使用できません。塗膜が剥がれた場合の補修が目立ちやすいことがあります。
- 選び方のコツ:
- 塗料の種類: ガレージの床には、エポキシ樹脂塗料やウレタン樹脂塗料が適しています。耐油性、耐摩耗性、耐薬品性に優れています。一般的に１液性よりは２液性、水性より溶剤系の塗料の方が耐久性に優れています。
- 下地処理: 既存のコンクリート床の汚れや油分をしっかり除去することが重要です。クラック（ひび割れ）があれば補修も必要です。また、コンクリート表面に付着しているレイタンスと呼ばれる脆弱な微粒子の膜をワイヤーブラシなどで擦り取る必要があり、大きなガレージ床面の場合はかなり大変です。
- 滑り止め: 塗料に珪砂（けいさ）などを混ぜることで、滑り止め効果を付加できます。雨の日や洗車後でも安心です。
施工事例： 上の写真はガレージ床に溶剤系で耐久性の高い塗料をDIYで施工した事例です。前述の下地処理でレイタンスの除去が重要と解説しましたが、このお客様は特にレイタンスの除去をせずに高耐久の溶剤系塗装をしました。５～６年後にクルマのタイヤが擦れる部分の塗膜が若干剥がれてきたという事象が起きましたが、水性の１液タイプなどを塗装した事例よりかなり塗膜の強度が長持ちしました。
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アメリカンテイスト：雑貨やブリキ看板で雰囲気アップ！
古き良きアメリカの風を感じる空間
ガレージの内装で不動の人気を誇るのが「アメリカンテイスト」。ヴィンテージカーやハーレーダビッドソンが似合う、無骨でかっこいい雰囲気が魅力です。アメリカン雑貨やブリキ看板は、手軽にその世界観を演出できるアイテムとして欠かせません。
- アメリカン雑貨の魅力：
- 多様なアイテム: オイル缶、工具メーカーのロゴグッズ、ルート66の標識、古いナンバープレート、ダイキャスト製のミニカー、ネオンサイン、アンティークな工具箱など、集め始めるとキリがないほど魅力的なアイテムが豊富です。
- ストーリー性: 一つ一つの雑貨が持つ歴史や背景を感じさせ、空間に深みを与えます。使い込まれた風合いや色褪せた感じが、むしろ味になります。
- 配置の楽しさ: 壁に飾ったり、棚に並べたり、無造作に置いたりするだけでも絵になります。配置を工夫することで、ガレージの一角がまるで映画のワンシーンのように変わります。
- ブリキ看板の活用法：
- インパクト大: 大きなブリキ看板は、壁面のアクセントとして強烈なインパクトを与えます。コカ・コーラやペプシ、ガソリンスタンドのロゴなど、アイコニックなデザインは一目でアメリカンな雰囲気を醸し出します。
- コレクション性: 様々なデザインや年代のものを集めて壁一面に飾るのも壮観です。テーマを決めて（例えば、オイルメーカーの看板だけを集めるなど）コレクションするのも楽しいでしょう。
- 取り付けやすさ: 軽量なので、画鋲や両面テープ、細い釘などで簡単に取り付けられます。賃貸のガレージでも比較的取り入れやすいアイテムです。
- 飾りつけのコツ：
- 色使い: レッド、ブルー、イエロー、ホワイト、ブラックなどを基調に、少し錆びたようなヴィンテージ感を意識すると、より雰囲気が出ます。
- 素材感: ブリキ、スチール、古材、レザーなどを組み合わせることで、ラフでタフな印象を強調できます。
- 「やりすぎない」バランス: 全てをアメリカンアイテムで埋め尽くすのではなく、適度な余白を残すことで、一つ一つのアイテムが引き立ちます。
実例アイデア： アメリカン雑貨などを飾るとき、意識しておきたいワードとして「アメリカンダイナー」があります。６０年代～７０年代のアメリカの典型的なレストランなどのお店を指すキーワードでテーブルやスツールなど、独特なデザインテイストと個性を持っているため、一気にアメリカンテイストが演出できます。また、コカ・コーラ、ペプシ、ピンボールやジュークボックスなども意識しておきたいアイテムキーワードとなります。
ミニカーやフィギュア、空き瓶などを棚に並べる
「好き」をディスプレイする楽しさ
ミニカーやプラモデル、アニメのフィギュア、お気に入りのウイスキーやコーラの空き瓶など、あなたのコレクションをガレージに飾ってみませんか？専用の棚を設けたり、既存の棚を工夫したりすることで、ガレージはあなただけのミュージアムに変わります。
- 棚の選び方と作り方：
- アイアンラック: 無骨でインダストリアルな雰囲気のアイアンラックは、ガレージとの相性が抜群です。木製の棚板と組み合わせることで、温かみもプラスできます。既製品も豊富ですが、アイアンのフレームと足場板などを組み合わせてDIYするのもおすすめです。
- 壁付け棚: 省スペースでディスプレイしたい場合は、壁付けの棚が有効です。L字アングルと棚板を使えば簡単にDIYできます。棚板の素材や色、ブラケットのデザインで個性を出しましょう。
- 有孔ボード（ペグボード）: フックや棚受けを自由な位置に取り付けられる有孔ボードは、ディスプレイの自由度が高く、工具や小物なども一緒に飾れます。
- ショーケース: 大切なコレクションをホコリから守りつつ美しく飾りたい場合は、ガラス扉のショーケースがおすすめです。内部にLED照明を仕込むと、さらに魅力的に見えます。
- 飾り方のコツ：
- テーマを決める: 例えば、「F1マシンのミニカー」「スター・ウォーズのフィギュア」「クラフトビールの空き瓶」など、テーマを統一するとまとまりが出ます。
- 高低差をつける: 同じ高さで並べるだけでなく、箱や台を使って高低差を出すと、リズミカルで見ていて楽しいディスプレイになります。
- 背景を意識する: 棚の背板に色を塗ったり、布を貼ったりするだけで、飾るアイテムがぐっと引き立ちます。
- ライティング: スポットライトやLEDテープライトでコレクションを照らすと、高級感が増し、夜のガレージの雰囲気も格段に向上します。
- 「見せる」と「隠す」のバランス: 全てを見せるのではなく、一部は箱に入れたり扉付きの棚に収納したりすることで、ディスプレイがより洗練されます。
DIYアイデア： ホームセンターで手に入る2×4材とL字金具を使って、壁一面にシンプルな棚をDIY。棚板の奥行きを変えたり、一部にアイアンバーを取り付けて雑誌を飾れるようにしたりと、工夫次第でオリジナリティあふれる収納兼ディスプレイ棚が作れます。塗装でヴィンテージ風に仕上げるのも良いでしょう。
タペストリーやポスターなどを壁に貼る
手軽に空間の印象を変える壁面アート
ガレージの広い壁面は、あなたのセンスを表現する絶好のキャンバスです。お気に入りの映画のポスター、憧れのアーティストのタペストリー、自分で撮影した愛車の写真などを飾ることで、手軽にガレージの雰囲気を一新できます。
- タペストリーの魅力：
- 存在感: 大きなサイズのタペストリーは、一枚飾るだけで壁面の印象をガラリと変える力があります。布製なので、ポスターとは異なる温かみや質感が楽しめます。
- 取り付けやすさ: 上下に棒を通し、紐で吊るすタイプが一般的で、取り付けや交換が比較的簡単です。画鋲やフックで手軽に設置できます。
- デザインの多様性: 風景、幾何学模様、イラスト、タイポグラフィなど、様々なデザインがあります。ガレージのテーマや自分の好みに合わせて選びましょう。
- ポスターの魅力：
- 手軽さとバリエーション: 映画、音楽、アート、広告など、様々なジャンルのポスターが手に入りやすく、価格も比較的リーズナブルです。
- フレームで格上げ: ポスターをそのまま貼るのもラフで良いですが、フレームに入れることで作品としての価値が高まり、よりおしゃれに見えます。フレームの色や素材で印象も変わります。
- 複数枚の組み合わせ: サイズの異なるポスターを複数枚、バランス良く配置することで、ギャラリーのような壁面を作り出すことも可能です。
- その他の壁面デコレーションアイデア：
- 自作アート: ステンシルを使って壁に直接ロゴや模様を描いたり、流木や廃材を組み合わせてオブジェを作って飾ったりするのも個性的です。
- ファブリックパネル: お気に入りの布を木製パネルに貼って作るファブリックパネルは、手軽にDIYでき、空間に彩りと温かみを加えます。
- ウォールステッカー: 貼って剥がせるウォールステッカーは、賃貸のガレージでも気軽に取り入れられるアイテム。工具のシルエットやメッセージなど、デザインも豊富です。
- 飾り方のコツ：
- テーマカラーを決める: 壁に飾るアイテムの色味をガレージ全体のテーマカラーと合わせると、統一感のあるおしゃれな空間になります。
- 視線の高さを意識する: メインで見せたいものは、立った時の視線の高さ（アイレベル）に合わせて配置すると効果的です。
- 余白を活かす: 壁一面を埋め尽くすのではなく、適度な余白を残すことで、飾られたアイテムが引き立ち、洗練された印象になります。
照明器具をインダストリアル風にする
空間を引き締める無骨でクールな光
ガレージの内装において、照明は非常に重要な役割を担います。単に明るさを確保するだけでなく、空間の雰囲気を演出し、作業のしやすさにも影響します。特に、工場や倉庫で使われていたような無骨で機能美あふれるインダストリアルデザインの照明は、ガレージのクールな雰囲気を一層引き立てます。
- インダストリアル照明の特徴：
- 素材感: スチール、アイアン、アルミなどの金属素材が剥き出しになったデザインが多く、時には錆や溶接痕などもそのまま活かされています。
- 形状: 大きなシェードのペンダントライト、可動式アームのブラケットライトやスポットライト、船舶照明（マリンランプ）など、機能的でシンプルなフォルムが特徴です。
- 配管: 照明やスイッチなどへの電線の配線を鋼管を使って配管することでグッとインダストリアル感が増します。通常の配線工事よりは費用が掛かりますが、雰囲気作りにはもってこいな方法です。この鋼管を使った配線をする場合はスイッチ類は是非トグルスイッチにすることをオススメします。
- ガレージにおすすめのインダストリアル照明：
- ペンダントライト: 作業スペースやガレージの中央に吊るすことで、空間の主役になります。シェードの素材や色で雰囲気が変わります。チェーンの長さを調整して高さを変えるのも効果的です。
- スポットライト: 壁や天井に取り付け、愛車やディスプレイ棚、壁面アートなどをピンポイントで照らすのに適しています。ライティングレールを使えば、位置や数を自由に変更できます。
- ブラケットライト（壁付け照明）: 壁面に取り付けることで、補助照明としてだけでなく、空間のアクセントにもなります。アームが可動するタイプは、手元を照らしたい時に便利です。
- 作業灯・投光器: 実用性を重視するなら、クリップ式やマグネット式のLED作業灯も便利です。最近ではデザイン性の高いものも増えています。
- 照明選びと設置のコツ：
- 全体の明るさと部分照明のバランス: ガレージ全体を均一に明るくするベース照明（蛍光灯やダウンライトなど）に加え、特定の場所を照らすアクセント照明（スポットライトやペンダントライト）を組み合わせることで、メリハリのある空間になります。
- 調光機能の活用: 調光スイッチを取り付ければ、作業時は明るく、くつろぎたい時は光量を落として雰囲気を変えることができます。
- 電球の色温度: 温かみのある電球色（オレンジ系の光）はリラックスした雰囲気に、作業に適した昼白色（白い光）の方が明るく作業しやすくなります。LED蛍光灯などがオススメです。目的に応じて使い分けましょう。
- 配線計画: 新築やリノベーションの場合は、照明器具の配置に合わせて事前に配線計画をしっかり立てておくことが重要です。DIYで後付けする場合は、コンセント式やソーラー式の照明も検討できますが、電気工事が必要な場合は必ず専門業者に依頼しましょう。
実例１：上の２つの写真はブラケットライト。配線は鋼管の中を通しているものと、船舶ライトの使用例。船舶ライトの場合は影もカッコよくなります。
実例２：下の３つの写真はペンダントライト。まさにインダストリアル風な照明でガレージ内の雰囲気づくりには欠かせません。
外照明にはシンプルなモノを
トグルスイッチは必須アイテム！
まとめ｜あなただけのこだわりガレージライフを楽しもう！
この記事では、建築時にできるガレージ内装の工夫から、人気の飾りつけアイデア、カッコ良い演出ができる照明まで、おしゃれで機能的なガレージ空間を作るための様々なヒントをご紹介しました。
ガレージは、単なる「車庫」という枠を超え、あなたの趣味やライフスタイルを色濃く反映できる「特別なスペース」です。アメリカンテイストでワイルドに仕上げるのもよし、ミニカーやフィギュアに囲まれた自分だけのミュージアムを作るのもよし、インダストリアルな照明でクールな雰囲気を追求するのもよし。大切なのは、あなたが心から「楽しい！」と思える空間を、あなた自身の手で創り上げていくことです。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは小さなDIYから始めてみたり、お気に入りの雑貨を一つ飾ってみたりすることから、あなたのガレージライフは確実に変わっていきます。この記事でご紹介した実例やコツが、あなたのガレージ内装づくりの一助となり、日々の暮らしに更なる彩りとワクワク感をもたらすことを願っています。
さあ、あなたもこだわりのガレージで、最高の時間を過ごしませんか？夢のガレージハウス、理想のビルトインガレージの実現に向けて、今日から一歩踏み出しましょう！
こちらの動画も参考に！